(※架空機)
陸軍 高速防空戦闘機:「キ-135 暴風(ぼうふう)」
・全面黄緑七号塗装仕様(※イメージ)
中島飛行機製「疾風」の改造機という設定
呼称:スーパー疾風(戦後呼び)
・改修担当は空技廠(海軍航空技術廠)と立飛(立川飛行機)で、陸軍と海軍で共同開発が行われたつもり。
【コンセプト/空想】
“暴風を巻き起こす”が如く超強力な発動機をもって、高高度に侵入する爆撃機を木っ端微塵にするべく計画された特殊戦闘機であります。
・完成品写真集
・エンジン:空冷星形4列36気筒(のつもり)+排気タービンや環状冷却器も搭載
・離昇出力:3500馬力前後で高高度で850km/h、低空でも770km/hを叩き出す(つもり)←😨(笑)
・主翼および水平尾翼:翼端を角形に変更し速度向上(のつもり)
・武装:(主翼内に全て)30mm機関砲2門+20mm機関砲4門
・その他変更点:機首への機関砲搭載を廃止、プロペラスピナーを廃止、灯火類デザイン変更、風防の窓枠数を減らし単純化、エンジンカウル下側に大型エアインテーク追加など。
【塗装/塗料】
・機体全面、プロペラ、主脚カバーの表裏:黄緑七号(※イメージ)/タミヤXF-13 + クレオスH-60
※プロペラスピナーはあえて装着しておりません。
(F-8Fベアキャットの真似)
決してキットのパーツを紛失した訳ではありませんし、使えない事はなかったのですが・・・(笑)
※キット自体は大半が凸モールドでしたが、できそうな箇所はスジ彫りして凹みモールドにしました。
ただし、本物の疾風と比べると間違っていたり、辻褄が合わない箇所も散見されますのでご注意下さい。
(そもそも私自身が完璧な考証を求めていない)
※尾輪はパーツを紛失してしまった為、不本意ながら九九式艦爆の尾輪を流用しました。
※私の作品では基本的に塗装後にオーバーコート(クリア塗装)は施しておりません。
それでも艶があるのは、スポンジ研磨剤で塗膜の“梨地(または柚肌)”を磨いて落としていき、細かいキズを消そうとしたら自然と「艶が出てしまった」からです。
今までコンパウンド(タミヤ)を使ってみた事もありますが、今回この作品ではスポンジ研磨剤の磨きのみです。
(一応最後の最後に指紋や手汗を拭き取る目的で濡れティッシュ磨きが少々追加されています)
“スーパー疾風”構想
(過去の投稿/Twitterから転載など)
↑2023年6月:一応完成しました!
※ふざけて震電のプロペラを付けていますが(笑)、完成品写真がまた撮れましたら掲載します。
【レストア計画の一部ご紹介】
・プラモデル改造と仕様などの構想を開始(2023年3月頃〜)
↑下記の製作記録より抜粋
・エンジン:空冷星形4列36気筒(のつもり)+排気タービンや環状冷却器も搭載予定)/離昇出力3500馬力前後(のつもり)
・武装:(主翼内に全て)30mm機関砲2門+20mm機関砲4門
・主翼および水平尾翼:翼端を角形に変更し速度向上(のつもり)
約20年前の塗料とデカール(クリア塗装保護をしていなかったのでボロボロに劣化)も徐々に剥がしながら様子見です。
・その他変更予定点:機首への機関砲搭載を廃止、風防の窓枠数を減らし単純化(マスキングと塗装も楽になる)、エンジンカウル下側に大型エアインテーク追加。
画像:War Thunder(自分でスクリーンショット)
キ-87のように側面から露出する排気タービンや脚カバーをタイヤ周りだけに切り詰める等の「わざとらしい」デザインを色々構想中です。
画像:War Thunder(自分でスクリーンショット)
↑川崎「キ−108改」のパーツも検討します(?)
・再塗装予定:「(陸軍の)黄緑七号」をイメージした色を全面または上面に、エンジンカウルを黒色に塗ってしまうかどうか検討中。
機体内部や脚庫内は「M1淡緑色(草色)」にしてしまうかなども検討中・・・。
・陸軍機に見られた灰藍色について
↑自分好みに調合した塗料を厚紙に塗って拡大比較してみました。
はっきり申し上げて、灰藍色(完全なる新品時の色合い)は(おそらく研究家の方達の間でも現時点では)詳細不明みたいです。
(例えば零戦の明灰白色=J3灰色の件についてはハッキリましたが)
※よってこの記事の塗料の調合などは個人的なイメージになります。
ご注意下さい!
主に戦争初期〜中期の陸軍機の機体内部色として割と見られたようです。
(SNSなどで情報を出してくださっている研究家の皆さん、いつも参考にさせていただき誠にありがとうございます!)
↑私の場合、水性アクリル塗料でしたらX-3ロイヤルブルーとXF-22RLMグレイを6:4の割合で混ぜた色を灰藍色(できれば新品時の色にしたい)としてイメージする事にしました。
↑一応タミヤの説明書にもこのような記述があるのです!
おそらく灰藍色の事かと思われますが・・・。
・機体内部色:青竹色(海軍機用)、灰藍色(陸軍機用)など「わざとらしく」分けて使用予定です。
戦争末期という設定もあり、草色(M1淡緑色と同一か同等品)も部分的に使ってみようかと検討中です。
改造ベースのプラモデル(解体前):タミヤ 1/48スケール 疾風 甲型(キ-84/陸軍四式戦闘機)
↑この製作時の機体上面はタミヤの水性アクリル塗料XF-13濃緑色のみで塗装していました。
元々(XF-シリーズは)艶消し塗料であり、中学生当時の私はオーバーコート(クリア塗装)をしていないので艶消し仕様です。
↑機体下面はXF-23ライトブルーにしていました。
しかもスミ入れも全く行っておりませんでした!
ちなみに「ライトブルー」はタミヤの説明書の塗装図の一例にあったからですが、この色は川崎重工で復元された飛燕二型の脚庫内の色(水色っぽい灰色なのに“灰緑色”というそう)に似ているかもしれません。
※陸軍機で陸軍(または製造工場)がこのようなライトブルーな塗料を疾風(中島飛行機)に使っていたかは不明。
(そういえば疾風のプラモデル作例で下面をXF-23で塗っておられる方は(まず)見かけませんね)
↑合わせ目消しも段差処理も、塗装後の磨き(塗料粒や巻き込んだホコリなどの除去)も行っていません。
↑解体前の最後の写真。
コックピットはXF-71で塗っていました。
以上、中学生の時に作ったもの(約20年前/当時約1200円)をベースに復元&改造していきます。
↑この時、ファインモールド1/72「試製 景雲」とも同時進行中!
・本格的に製作(復元)開始
↑胴体右側に排気タービンと排気管のパーツを試作してみました。
エンジン部には「隼1型」の環状冷却器のパーツを“おゆまる”で型取りしてUVレジン液で複製しました。
ちなみに排気タービン再現パーツの色合いは、最初にシルバーで塗ってからクリアブラウン(極薄)を何回も慎重に吹き付けて表現しています。
(バイクモデラーさんがエキマニやマフラーに施す手法)
↑機体内部の配色は草色(M1淡緑色?)、灰藍色(新品時の色合い詳細不明=個人的なイメージ)、青竹色(海軍機用)が入り混じったゴチャゴチャ仕様です。
戦争末期になるにつれて陸軍機も海軍機の塗装や塗料を一部取り入れた可能性もあると考えています。
※灰藍色は詳細が不明な塗料ではあり、戦争末期の機体には使用されなくなった可能性が高そうですが、陸軍機特有という事で“独断と偏見”で使用してみました。
(※スミ入れはまだです)
↑計器盤はプラ板で土台を切り出してハセガワ1/48紫電改の余りデカールで代用しました。
↑計器盤もチープながらリバースエンジニアリング(?)できて一安心です。
↑まあ何もしないよりマシかと!
ただし、座席は“軽め穴”も無ければ灰藍色で済ませていますし、いかにも「部品の使い回し /工程簡略化=手抜き」感です。
↑ここは組んでしまえば見えない箇所ではありますが、実は機体内部の床や隔壁がスカスカ(安いキットなので仕方ない)なので、完成時コックピットを覗いた時に奥のプラ地肌が見えない為にも青竹色(E3淡青透明色=海軍機用)を塗っています(?)
↑主翼と胴体、エンジンカウル先端も接着でき、全体的なフォルムが簡単に見えた状態です。(もちろん、絶対どこか歪んでると思います😨)
まだまだ機首周りの整形やスジ彫り、細かい修正など様々な困難(楽しみ)が待ち受けている事でしょう!
(エンジン部は取付ダボがダメになっていたので、真っ直ぐ接着するのに苦労しました)
【おまけ:疾風の塗装について私的浪漫で迷走中メモ】
※全然違う可能性あり
・陸軍でもD2暗緑色とJ3灰色を塗装した機も存在した説(零戦の模倣?)
・“上面が紺色(青)の疾風”は実は灰藍色塗料を使い回した説
・主に疾風のプラモデル作例に見られる緑色のプロペラブレード&スピナー塗装(ハセガワのキットでは「薄松葉色」が指定されている)のは、実は黄緑七号色であり、機体と一緒に塗っていた説
(個人的には薄松葉色の作例が好みだが、陸軍の塗装担当者がわざわざ機体とプロペラの塗料を使い分けていたのだろうか・・・?と勝手な予想ですが、実はそんな手間な事はせず、同じ塗料を使い回したのではないだろうかと私は考えています。)
・主翼と胴体の合わせ
↑瞬間接着剤を盛り付けてから削ります。
※瞬間接着剤は「高強度」と書かれているタイプのものはパテ代わり使うと大変な事になります!(カチカチに固まって金ヤスリでも中々削れません。)
必ず「タミヤ:イージーサンディング」や「ウェーブ:高切削」を使いましょう。
↑筋彫りガイドテープ
↑一昔前に話題に出た主翼と胴体の段差ですが、今回は出ませんでした。
しかし歪んだ隙間はあり、それを分割線と言い張るには無理があり。
パテやプラ板(溶着)を詰めて硬化後に整えても(何週間経っても)ヒケてくる事も判明。
(※私の場合、入念に接着剤を塗り込むので余計に・・・)
やはり(削るのに特化した)瞬間接着剤硬化後にスジ彫りです。
・翼端灯と尾灯(デザイン変更)
↑翼端灯は元の疾風と違う形状にした上、今回最初から色付きUVレジンを試します。
赤色レジン液だけでは色が薄いので着色剤も追加。
ブラックライト(太陽光でも可だが紫外線強制照射!)を当てます。
結構長い時間当てても少しグミみたいな固さが限界な模様です🤯
↑個人的なイメージで(根拠はありませんが)なんとなく陸軍機の右側翼端灯は青色(海軍機、特に零戦は緑色)だったのかな?と、ただそんなノリで作っています。
↑デザイン変更を施した翼端灯と尾灯の成形ができました!
最後コンパウンドで磨き、中の電球再現が薄っすら見える仕様に。
実は青色(右)の方は着色剤が入手できず、タミヤ水性アクリルのブルーのビン底から取った成分を足しました。
しかし赤よりカチカチになり専用品で着色するより優秀かもです🤯
・塗装(塗料):陸軍機の黄緑七号について
↑私の感覚で「黄緑七号」色はXF-13とH-60な気がしましたので、この2つを半々に混ぜて塗りました。(艶消し+半光沢)
以前「全面が暗緑色の零戦」に憧れていたので、このスーパー疾風を全塗装に!
水性アクリル塗料は艶(グロス)成分が少ないほど乾燥が早いです。
逆にグロス成分たっぷりの塗料(タミヤだと「XF-◯◯」ではなく「X-◯◯」で特に白色やオレンジ色)は中々硬化しなくて(場合によっては何週間も)悲惨な事になります・・・。
・降着装置の修復
↑タイヤホイール、主脚、カバーの修復が完了しました。
カバー内側は“それらしい”スジ彫り。
真鍮線やプラ板は本当に役立ちます!
今回またホイールカバーを自作しましたが、これは穴開けポンチで0.3mmプラ板を抜いています。
ブレーキホース再現も毎度0.4mm銅線です。
・おまけ:プラ板を円形に抜く
↑プラ板を円形に切り出すのに使っている「穴開けポンチ」ですが、市販状態だと刃がないので自分で研がないといけません😨
(安価なので仕方ないか?/画像は電動ドリルに咥えて回転研磨済み)
※プラ板は0.3mm厚ならポンチを叩いて抜き、0.5mm厚なら電動ドリルで回転させながら押し付けて切る方が簡単です!
・風防パーツ/風防窓枠
↑今回も風防パーツのスジ彫りをして磨きました。ヒケも処理済み。
架空機体という事と作業工程簡略化で窓枠は一部減らしていますが、やはり模型的負担が少ないです。
胴体との合わせも悪くありませんでした。
ちなみに第1風防の中央支柱が無い疾風もあったとか!
↑胴体上面の防眩色(アンチグレア)のマスキングと塗装です。
垂直尾翼まで伸ばすスタイルはP-47Dサンダーボルトのパクり。
本当は水性アクリル塗料の上からラッカー塗料は好ましくはない(用心しないと溶ける)ので、手軽にXF-1(+青少々)で塗りました!
↑風防窓枠やプロペラのハブ、脚柱、過去作の零戦カウリングなど色々ついでに塗装もしました。
エンジン周りのマスキングを剥がしプロペラ仮装着し、大体のイメージが掴めて完成が楽しみに!
実は防眩塗装がズレており、どうにも変だったので後でやり直しています(笑)
・風防窓枠の塗装
↑セロテープマスキングして塗装した風防パーツです。
今回新たな試みで中に丸めたテープを詰めており、ここを破って剥がしやすくしてみました。
盛り上がっていたのはこの為です。(端からナイフで剥がそうとしてミスったら傷が🤯)
スミ入れしていますが、はみ出た汚れや最終磨きは最後にします!
・プロペラブレード警戒線/味方識別帯などの塗装
↑プロペラブレードは「黄緑七号に黄色い警戒線」仕様でいきます。
↑フラップ部分の「フムナ」線も黄色です。
↑黄色なので塗膜が厚くなり気味で、マスキングを剥がす前は一度スポンジ研磨剤で擦って「段差部分を露出させる」方が良さそうです。
・日の丸の塗装マスキング
↑陸軍機で流行っていた(?)長方形の国旗で白色部分のマスキングからです。
↑発色の都合で白の上に紅色を吹き付ける事に(いつも)しています。
・塗装失敗!
↑赤色を一気に吹き過ぎたせいで、シンナーで下地が侵されパックリ割れてしまいました😱
↑水性アクリル塗料でタッチアップ!
↑そのまま赤色を塗ったので発色してません!
凹みは無くなりましたが一部色が変に・・・(笑)
ここは諦めます!
↑国産機にとって(戦争は関係無く)日の丸は“魂”だと私は思っています!
機体に国旗が入るのは例えるなら“神聖な儀式”みたいなものでしょうか。
・脚周りの塗装
↑増槽までもが驚愕の灰藍色。
もし実機でしたら灰藍色は下塗り塗料ですので“思いっ切り手抜き”ですね。
↑最後まで悩んだ降着装置類、脚庫内、脚カバーの配色はこうなりました。
この灰藍色(※繰り返しますが、これはあくまで私のイメージ)は戦争末期には割と使われなくなった可能性があったとしても、架空機という事で「正しい・正しくない」の考証はガン無視しております。
・完成前の最後の写真
↑この自立状態での記録写真も残しておきたいので最後に撮りました。
脚カバー、第2風防、機関砲など、他にも細かいパーツが取り付けられていません。
しかも何故か雷電のプロペラ&スピナーが🤯(笑)
・??????
(今度は震電のプロペラかよ!)
こんなことばっかして遊んでやがります(笑)
また後日ちゃんと撮れたら撮ります!
(昼間とかで窓から自然光も加わる方が写りがよい)
タミヤ1/48「疾風」改造機の製作記は以上です!
・おまけ:コーヒーブレイク(?)
↑変な零戦。
こちらも約20年の月日が経ちましたが、眺めていると少し手直ししてみたくなりました。
※中学生の時の作品(エンジンカウル部分を現在の持てる力で修復中です!
※架空機:零戦33型(中島ライセンスのつもり)
・D2暗緑色 斑点迷彩仕様
↑中学生当時の完成品の姿を残しつつ、あの頃には出来なかった(知らなかった)スミ入れや塗装面のスポンジ研磨剤で磨きなどを施してやりました。
※エンジンカウリングのみ筋彫りや成形を出来るだけ整え、塗装も今できる最良の方法で復元してみました。
やはり、何でもかんでも今の技術で復元するのではなく、当時の“ありのままの姿”で「この時はこうだった」を残すのもよいかなと思い(修復はこの程度に留め)ました。
↑同じく中学生の時の作品。
本来は戦争初期には存在しないはずの黄緑七号(タミヤ:XF-13)な「隼(1型)」です(?)
※黄緑七号は個人的なイメージであり、合っているかは分かりません。
↑同じく中学生の時の作品。
二式水戦を明灰白色(タミヤ:XF-12)で仕上げていたのを後で暗緑色(タミヤ:XF-70)を重ね塗りするという二度手間をしました(?)
↑同じく中学生の時の作品。
99式艦爆を明灰白色(クレオス)ツヤツヤで仕上げました(?)
↑フジミの1/144スケール「富嶽改」の垂直尾翼で、こちらも一応同時進行中です。
・おまけ:ゲームのスクリーンショット
画像:War Thunder(自分でスクリーンショット)